食べ物や料理についてのコラム

野菜嫌いを克服する、させるためには?

野菜が好きな子供

さて、野菜嫌いについて色々と書いてきましたが、

いよいよ大詰めです。

野菜を食べさせたい理由は2つに分かれる

なんとか子供に野菜を食べてもらいたいと日々工夫されている母親が多いと思いますが、実はそのアプローチは2つに分かれています。

1:栄養や健康が気になるので、とにかくどんな形でも良いから野菜を摂取させたい

2:野菜を食べられるようになってもらいたい

一見同じように見えるのですが、「1」はハードルが低くて、「2」はハードルが高く、そして「1」はそのまま「2」には繋がりにくいです。

「野菜を食べた」と「野菜を食べられるようになった」は違う

すりおろした野菜を入れてスープやハンバーグのような料理を作る。子供がそれを気付かずに食べる。後で「ニンジンが入っていたんだよ」とタネ明かしする。

このパターンでその後、その食材を食べられるようになった、という話はあまり聞きません。

それもそのはず、食べているときに「この野菜は大丈夫だ。意外と美味しいのかもしれない」という認識が無いからですね。場合によっては、だまし討ちされたような気持ちになってしまうんじゃないでしょうか。

実際私も、母が作るニンジンケーキ(すりおろしたニンジンが入った甘いケーキ)」は美味しくて好きだったのですが、ニンジンが入った料理は苦手なままでした。(今になって当時の母親の努力にとても感謝しています)

【私の例】子供のころに食べられるようになった野菜

私自身、大人になるまでに食べられるようになった野菜がいくつかあるので、例をあげてみたいと思います。

にんにく

親戚の家に家族で泊まりにいっていたときのこと。焼肉をみんなで食べていた時に親戚のおばちゃんに「にんにく」を勧められました。

当然私は拒否したのですが、そのおばちゃんに

にんにくを食べないとキン肉マンのようになれないよ
※キン肉マン=当時の少年ジャンプで一番人気があった漫画の主人公で、ニンニクと牛丼が好物

と言われ、それならと思い食べてみると、意外と平気、むしろ美味しいと思い、その後はいつでも食べられるようになりました。

ネギ

インスタントラーメンに入っている乾燥した海苔のようなネギですら食べられなかったのですが、家の近くにあった老舗のうどん屋で頼んだ「ざるそば」についていたネギを食べたら、とても美味しかったんですね。

私が住んでいる関西は「青ネギ」が主流で、青臭い成分が強めそのお店で出てきたネギは細くきれいに刻まれた白ネギだったんですね。そばはネギの刻み方が大事だと言われていますし、そのお店の料理人の腕も良かったのかもしれません。

ネギの嫌だと思っていた部分をほとんど感じず、もともとネギが持っている良い部分が強調されたものを食べて美味しいと思ったので、一気に「ネギ」を好きになりました。

【私の例】大人になっても食べられない、苦手な野菜

一方で、大人になった今でも食べられない、苦手だな~と思う野菜もあります。

キュウリ

ある夕飯のとき、キュウリの漬物が置かれていたのですが、「ちょっとでも良いから食べてみなさい」と言われ、一番小さいヘタの部分を食べたんですね。

そしたら吐いてしまったんです。

キュウリのヘタってクセの強い部分のようですが、よりにもよってそれを選んで食べてしまったわけですね。

この時のことがトラウマで、キュウリだけは今でも食べられないんですが、メロンやスイカも苦手なので、もともとウリ科が苦手な体質なのでしょうね。※メロンやスイカは苦手だけど食べられる

もやし

親戚の家で味噌汁が出されたときに、「もやし」が入っていたんですよね。家の味噌汁には「もやし」が入っていることは無かったし、当然野菜は食べられませんから、拒否したんです。

そしたら年上の従妹がキレッキレで「好き嫌い言わんと食べなさい!」と迫って来るので、怖くて無理やり食べました

吐いたりはしなかったんですが、この時のことがトラウマになって今でも「もやし」ってなんだか苦手。 (でももやしのナムルは好き)

ピーマン

好き嫌いの定番ですね。 ある日、母親が細かく刻んだピーマンをチャーハンに入れて私に食べさせようとしたんですね。

ピーマンの嫌な匂いがとれていないままでしたし、ピーマンの入ったチャーハンなんて食べたこと無かったものですから、一口食べて「無理!」と言ったんですね。

そしたら母親が「近くの中華料理屋のチャーハンと同じ味やんか!なんで食べられないの!」とキレたんです。

近くに数件ある中華料理屋のチャーハンはどこもピーマンなんか入れてなかったので(笑)、「全然違う!」と反抗したんですが、納得してもらえませんでした。子供心にこれはとても悲しかったんですよね。

心理的影響で食べられなかったり食べられるようになったりする

「キュウリ」「もやし」「ピーマン」の例で分かるように、嫌な気持ちになるとその後のハードルがとても上がってしまうので注意が必要です。

逆に、今書いていて気付いたんですが、「にんにく」の例はすごいですね。「食べなさい」と強要することもなく、「食べられないことはいけないことだ」という押し付けもせず、上手に子供心を刺激して食べさせています

(この親戚のおばちゃんは親族の間でも「しっかり者」と評判。会社勤めしたら出世するタイプでしょうね)

さて以前に「自分で料理をするようになったら食べられるものが増えた」と書きました。

ここでは調理法のことしか書いていませんが、もう一つ大きな側面があります。

それは、

自分で自分のために料理をする場合、否定から入らないので、「あれ?この食材美味しいかも」ということを受け入れやすい

のですよね。

人から強制された場合、
「これが食べられない、苦手なあなたはダメである」
ということを直接的ないし暗に言われているような気がして、素直に受け入れにくくなってしまうのですね。

自分で作って自分で食べるときは、誰にも「食べられない」問題を指摘されないので、受け入れやすいです。

野菜嫌いでも食べられるレシピを多数見ていく中で、それを裏付けるような話も一つありました。それは

「子供が(苦手な食材が入った料理を)調理実習で作って食べたら美味しかった、と言っていた」

というものです。 子供からその報告を聞いて、作り方を教わって食卓に出すようにしたら、食べてくれた、と。

もう一つ例があって、一人暮らしを始めた会社の子が、

「ピーマン苦手なんだけど、自分でチンジャオロース作ったら美味しかった」

と言ってたんですよね。 この話を聞いて内心「そうそう、そうなんだよな。自分で作ると食べられるんだよ」と思っていました。

小さいお子さんには難しいかもしれませんが、子供に料理を覚えてもらう、というのもかなり有効な手段だと思います。

出来れば、最初は自分の好きな食材・料理ばかりを作ってもらったら良いと思います。苦手なものを無理して食べなくて済むので、喜ぶはず。

そのうち料理の腕前が上がったら、色々と挑戦したくなるので(同じものばかり作ると飽きますし)、自分がちょっと苦手だと思う食材も扱うようになるはずです。 例えばハンバーグを作ろうと思ったら、玉ねぎが必要ですからね。

少なくとも私はそうでしたし、例にあげた会社の子もそうでした。色んな料理にチャレンジしたくなるんですよね。

まとめ

今までの記事、今回の記事で書いたことをまとめると、

気を付けること

・食べられないことを否定しない

・無理やり食べさせない

・自分とは違う味覚をもっていると認識する

・レシピを参考にするときは「実体験に基(もと)づくものか」と「具体的なひと手間が書かれているか」を見る

克服方法

1:食材の形や特徴を残したまま、苦手感を感じる要素をできるだけ軽減させた調理をする

2:自分で料理をする、してもらう

1については、ネット上でも色んなレシピを参考にできると思いますが、このブログ内でも調理法やレシピを書いていきたいと思います。

現時点ではまだ一つしか無いのですが、参考までにこちらをどうぞ。

ただしこの料理はストレート過ぎるので(その食材と塩のみ)、「これなら食べられる」と言われる確率はちょっと低いかも・・。 自分で克服してみたい、という方にはおススメです。