料理を作る人なら誰でも一度は
ハンバーグ
を作ったことがあるでしょう。
ところでみなさん、ハンバーグを美味しく作れているでしょうか?
本、雑誌、インターネットで無限にレシピが紹介されていますが、
失敗したり
面倒だったり
それなりの美味しさだったり
することが多くないですか?
いったいどの具材で、どうやって作ったら一番美味しいのか、3か月に渡って研究した結果、


「家庭で無理なく作れる最も美味しいハンバーグ」
の作り方が分かったので、紹介したいと思います。
このレシピを見れば、失敗せずに誰でも美味しいハンバーグが作れちゃうゾ!
Contents
- 『家庭で無理なく作れる世界一美味しいハンバーグ』の材料
- 『家庭で無理なく作れる最も美味しいハンバーグ』の作り方
- ハンバーグの作り方:手順ごとの解説
- 1:玉ねぎをきつね色になるまで炒めて、冷蔵庫で1時間以上冷やす
- 2:肉に塩を振ってこねる
- 3:全ての具材を入れてもう一度こねる
- 4:楕円形に丸め、ハンバーグにパン粉をまぶす
- 5:フライパンを温めサラダ油を入れ、ハンバーグを強めの中火で2分ほど炒める
- 6:ハンバーグをひっくり返して、強めの中火で1分ほど炒める
- 7:大さじ1の水を入れ、蓋をして少し火を弱くして(弱火の強め~中火の弱め)5分炒める
- 8:蓋をあけ、ハンバーグをひっくり返し、再び蓋をして2分ほど炒める
- 9:蓋をあけ、1分ほど焼く
- 10:ハンバーグを皿に移し、油の残ったフライパンにハンバーグソースを入れて1~2分混ぜながら熱を加える
- 11:ハンバーグにソースをかけて完成
- あると便利な道具(無くても作れます)
『家庭で無理なく作れる世界一美味しいハンバーグ』の材料
まずはそれぞれの具材と分量です!
※お肉100~125gごとにハンバーグが1個作れます。
ハンバーグの具材と分量
ハンバーグとみそ汁やスープ、他の一品などがある場合を想定した分量です。
ハンバーグだけしか作らない場合、肉400gくらいなら大人2人でペロリと食べてしまえます。
材料と分量 | 1~2人前 | 2人前 | 2~3人前 | 3~4人前 |
---|---|---|---|---|
牛豚合いびき肉 | 200~250g | 250~300g | 300~350g | 350~400g |
玉ねぎ | 1/3~1/2個 | 1/2個 | 2/3個 | 1個 |
パン粉 | 大さじ3 | 大さじ4 | 大さじ5 | 大さじ6 |
牛乳 | 大さじ3 | 大さじ4 | 大さじ5 | 大さじ6 |
玉子 | 1/2個 | 2/3個 | 3/4個 | 1個 |
塩 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ3/4 | 小さじ1 |
胡椒 | 少々 | 少々 | 少々 | 少々 |
ニンニク ※無くても可 | 1/3片 | 1/2片 | 2/3片 | 1片 |
サラダ油 ※炒める時 | 小さじ1 | 小さじ2 | 大さじ1弱 | 大さじ1 |
※ひき肉は「牛7:豚3」でも「牛6:豚4」どちらでもOK
※玉子は入れすぎるとタネがゆるくなってしまい、ハンバーグが崩れやすくなってしまうので、気持ち少なめの方が良いです。
※ナツメグは好みで入れてください。
※余った玉ねぎはソースに加えたら風味が増すので、基本1個使って、分量を超える分はソースに入れるとストレスが溜まりません。
ハンバーグソースの具材と分量
付け合わせにもソースがかけられるよう、やや多めの分量になっています。
シンプルなソース
簡単で美味しいハンバーグソースの作り方です。
材料と分量 | 1~2人前 | 2人前 | 2~3人前 | 3~4人前 |
---|---|---|---|---|
ケチャップ | 大さじ2.5 | 大さじ3 | 大さじ3.5 | 大さじ4 |
ウスターソース | 大さじ2.5 | 大さじ3 | 大さじ3.5 | 大さじ4 |
醤油 | 大さじ2/3 | 大さじ1 | 大さじ1.5 | 大さじ2 |
砂糖 | 小さじ1/3 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ1 |
水 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ1 | 小さじ1 |
牛脂(無くても可) | 1個 | 1.5個 | 2個 | 2,5個 |
※ハンバーグを焼いた後の油の残り具合を見て、牛脂またはサラダ油を足してください。ソースの分量に対して油が1/4~1/3ほどあればOKです。
※余った「きつね色に炒めた玉ねぎ」を入れると風味が増します。
魔法のハンバーグソース
スタンダードなハンバーグソースのレシピって、どうしてもケチャップやソースの味が強すぎるなと思って開発したレシピです。
https://miyan125jp.com/hamburger_sauce
材料と分量 | 1~2人前 | 2人前 | 2~3人前 | 3~4人前 |
---|---|---|---|---|
ケチャップ | 大さじ2 | 大さじ2.5 | 大さじ3 | 大さじ3.5 |
ウスターソース | 大さじ2 | 大さじ2.5 | 大さじ3 | 大さじ3.5 |
醤油 | 大さじ2 | 大さじ2.5 | 大さじ3 | 大さじ3.5 |
コンソメ | 小さじ1/3 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ1 |
塩 | 少々 | ひとつまみ | ひとつまみ | 小さじ1/4 |
ハチミツ | 小さじ1/3 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ1 |
赤ワイン | 大さじ1/2 | 大さじ1 | 大さじ1.5 | 大さじ2 |
きつね色に炒めた玉ねぎ | 小さじ1/3 | 小さじ1/2 | 小さじ2/3 | 小さじ1 |
水 | 大さじ1/3 | 大さじ1/2 | 大さじ2/3 | 大さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ1/3 | 大さじ1/2 | 大さじ2/3 | 大さじ1 |
※オリーブオイルの代わりに牛脂を使うとコクが増します。牛脂を使う場合は牛脂1個=大さじ1/2で計算してください。オリーブオイルが無ければサラダ油でもOKです。
※ハチミツの代わりに砂糖でもOK。
※赤ワインの代わりに100%のぶどうジュースでもOK。
『家庭で無理なく作れる最も美味しいハンバーグ』の作り方
1 | 玉ねぎをきつね色になるまで炒めて、冷蔵庫で1時間以上冷やす ※同時にパン粉を牛乳にひたして冷蔵庫で冷やしておこう |
2 | 肉に塩を振って、「肉だけで」こねる |
3 | 全ての具材を入れてもう一度こねる |
4 | 楕円形に丸め、ハンバーグにパン粉をまぶす |
5 | フライパンを温めサラダ油を入れ、ハンバーグを強めの中火で2分ほど炒める |
6 | ハンバーグをひっくり返して、強めの中火で1分ほど炒める |
7 | 大さじ1の水を入れ、蓋をして少し火を弱くして(弱火の強め~中火の弱め)5分炒める |
8 | 蓋をあけ、ハンバーグをひっくり返し、再び蓋をして2分ほど炒める |
9 | 蓋をあけ、1分ほど焼く |
10 | ハンバーグを皿に移し、油の残ったフライパンにハンバーグソースを入れて1~2分混ぜながら熱を加える |
11 | ハンバーグにソースをかけて完成 |
ハンバーグの作り方:手順ごとの解説
1:玉ねぎをきつね色になるまで炒めて、冷蔵庫で1時間以上冷やす
玉ねぎをみじん切りにして、フライパンできつね色になるまで炒めましょう。
炒める前にレンジで6分ほど過熱すると、炒める時間を短縮できます。

ハンバーグの具材を混ぜるときは全て冷やしておくのが鉄則なので、一番最初に玉ねぎを炒めて冷蔵庫で冷やしておくのがコツです。
面倒くさいけど、ここだけ乗り越えたらあとは楽チンなんで頑張りましょう。
パン粉を牛乳にひたして冷蔵庫で冷やしておく
玉ねぎを冷蔵庫で冷やす時に一緒に用意しておきましょう。
ハンバーグをこねる直前に用意しても大丈夫ですが、パン粉に牛乳をなじませつつ冷やしておいた方が失敗しないです。
2:肉に塩を振ってこねる
肉だけの状態で塩を振って揉みこみましょう。

こうすることで、後で肉汁が流れ出にくくなります。

3:全ての具材を入れてもう一度こねる
塩を揉みこんだら、残りの具材を一気に入れてこねましょう。

全体にほどよく混ざったらOK。

肉が体温で温まると肉汁が流れ出やすくなってしまうので、時間をかけ過ぎないように気を付けましょう。
4:楕円形に丸め、ハンバーグにパン粉をまぶす
いったん丸いボール状にしてから、ギュッとおさえると、簡単にキレイな楕円形になります。



楕円形にしたら、3~4回やさしくハンバーグをキャッチボールのように両手間を移動させて空気を抜きましょう。
タンッ タンッ
くらいの強さでOK。
バチーン!
と鳴るくらい力を入れてしまうと、ハンバーグが割れやすくなります。
楕円形に作れたら、少し中央を凹まして火が通りやすいようにしておきましょう。
厚さは少し薄めにするのがコツです。厚すぎると焼くのに時間がかかって肉汁が流れ出やすくなります。
食感を良くするために、ハンバーグにパン粉をまぶします。

パン粉をまぶしたバージョンとまぶさなかったバージョンを食べ比べて、つけた方が美味しかったので私はいつもやっていますが、好みで省いてもOK。

5:フライパンを温めサラダ油を入れ、ハンバーグを強めの中火で2分ほど炒める
フライパンを弱めの中火で熱して、温まったらサラダ油を大さじ1/2~1ほど入れましょう。
肉が200g(1~2人前)なら大さじ1/2くらい、400g(3~4人前)なら大さじ1くらいです。
オリーブオイルでもOK。家にある油を使いましょう。
フライパンにハンバーグを入れたら少しだけ火を強めて、表面を手早く焼きましょう。
焼く時間が長いほど肉汁が流れ出やすくなるので、弱い火力でじわじわ炒めるのはオススメしません。
とは言え強火で焼くのは焦げやすくなるので厳禁です。
2分ほど焼いて少し焦げ目がつくくらいが目安です。

6:ハンバーグをひっくり返して、強めの中火で1分ほど炒める
表面に焦げ目がついたらひっくり返して1分ほど焼きましょう。
このあと蓋をして5分ほど炒めるので、しっかりとした焼き目をつけなくてもOK。

7:大さじ1の水を入れ、蓋をして少し火を弱くして(弱火の強め~中火の弱め)5分炒める
水蒸気を出して蒸し焼きにするため、大さじ1くらいの水を入れて蓋をしましょう。
蓋をしたら少し火力を弱くして、ハンバーグの表面が焦げすぎないようにしましょう。

8:蓋をあけ、ハンバーグをひっくり返し、再び蓋をして2分ほど炒める
5分経ったら一度蓋を開けて、ハンバーグをひっくり返して2分ほど蒸し焼きにします。
・中まで十分に火を通すため
・反対側も焦げ目をつけて美味しそうな見た目にするため
が目的です。
9:蓋をあけ、1分ほど焼く
蓋をあけて1分ほど焼いたら出来上がりです。
蓋をあけてしばらく焼くのは、湿り気を飛ばすのが目的です。

10:ハンバーグを皿に移し、油の残ったフライパンにハンバーグソースを入れて1~2分混ぜながら熱を加える
油の残ったフライパンにソースを入れ、1~2分混ぜながら熱を加えましょう。



ソースに赤ワインを使った場合は、アルコールが飛ぶまでしっかり熱を加えてください。湯気の匂いをかいで、ムワッとした少しむせるような匂いがしなくなったら完成です。
11:ハンバーグにソースをかけて完成
皿に盛りつけたハンバーグにソースをかけて完成です。 フライパンを斜めにしながら大きめのスプーンですくってソースをかけると綺麗に仕上がりやすいです。


あると便利な道具(無くても作れます)
ハンバーグって美味しいんですけど、作るのはやっぱり大変。
そんなハンバーグ作りを少しでも楽にできるアイテムを紹介します。
玉ねぎのみじん切りを楽に:みじん切りチョッパー
玉ねぎに縦に切り目を入れていき、そのあと横に切っていけば、ある程度楽にみじん切りが作れますよね。 でも結構大きさがまばらになるし、あまり細かいみじん切りにはなりません。
ですがこの「みじん切りチョッパー」があれば、一瞬で楽に細かい玉ねぎのみじん切りが作れてしまいます。
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玉ねぎをきつね色に炒める時間を短縮:鉄のフライパン
ハンバーグを作る時に最も面倒で時間かかるのが「玉ねぎをきつね色に炒める」って工程ですよね。
この部分を少しでも楽にするために、あると便利なのが鉄のフライパン。
熱伝導率が高いので、普通のテフロン加工のフライパンより時間を短縮できます。
https://miyan125jp.com/iron-fryingpan-recommendation
ニンニクの擦りおろしを一瞬で:ニンニク潰し器
ニンニクを擦りおろすのも地味に時間がかかりますよね。
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