中国料理屋でよく見かけるようになった「羊肉串(

これが安くてめちゃくちゃ美味しいんですよね。
何がどう美味いって、スパイスが際立ってるんです。
ジャンクっぽいんだけど、どこか品のある、とても興味をそそられる料理。
「なんだこれは!」と思える料理に出会うと自分で作ってみたくなる私。
さっそくネットで見かけたレシピで何回かチャレンジしてみたのですが、どうも上手くいかない。
・味に深さが出ない
・スパイスをたくさん入れているのに、なぜかスパイシーさが足りない
・肉が固い
表面的な味はそれなりなんだけど、「ウマい!」ってところまでいかないんです。
日本語の情報だけじゃ限界だと思って、中国語のサイトや動画をいくつか見てみたのですが、日本語で手に入る情報とそれほど大きくは変わりませんでした。
ですが、要点は絞り込めたので、自分なりに「こうじゃないか」と改めてレシピを再構築して作ってみたところ・・
お店で食べる味に近いものに仕上がった
ので、レシピを公開いたします!
Contents
羊肉串(ヤンロウチュアン)の作り方
安さ: | ★★★★☆ |
お手軽さ: | ★★★☆☆ |
技術・経験: | ★★★☆☆ |
ダイエット: | ★★★☆☆ |
インパクト: | ★★★☆☆ |
※レベルの基準はこちらを参照してください。
材料(2人前)
■マトン(手に入らなければ牛肉)・・・100g ※牛肉はカレー用のブロック肉でOK
■玉ねぎ(小~中)・・・1/2
■クミンパウダー・・・小さじ1
■チリパウダー・・・小さじ1/3
■塩・・・小さじ1/2
作り方
下準備:牛肉は3cm角のサイコロ状に切っておく。
玉ねぎはみじん切りに。
1:材料を全て混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間以上寝かせる
2:サラダ油を引いたフライパンで、赤みが無くなるまで牛肉を炒める ※中火で炒める
3:アルミを敷いてオーブントースターで5分焼いて完成
- 材料を全て混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間以上寝かせる
- サラダ油を引いたフライパンで、赤みが無くなるまで牛肉を炒める ※中火で炒める
- アルミを敷いてオーブントースターで5分焼いて完成


- 材料を全て混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間以上寝かせる
- サラダ油を引いたフライパンで、赤みが無くなるまで牛肉を炒める ※中火で炒める
- アルミを敷いてオーブントースターで5分焼いて完成


- 材料を全て混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間以上寝かせる
- サラダ油を引いたフライパンで、赤みが無くなるまで牛肉を炒める ※中火で炒める
- アルミを敷いてオーブントースターで5分焼いて完成


今回のレシピの補足
牛肉でもOKでした。でも羊肉の方がもっと美味しいと思う
残念ながら羊肉が手に入らなかったので、牛肉を使いました。 以前は「やっぱり羊肉じゃないから本格的な味にならないのかなぁ」と思っていたのですが、今回作ったレシピだと牛肉でもバッチリ美味しかったです。
なぜオーブンで焼いたのか
家で串焼きを作るシステムを構築していないので(笑)、フライパンで作ろうと思ったんですが、どうしても水分が出てきてしまうのですよね。
このままではベチャベチャになってしまうと思い、急遽オーブンで焼くことにしました。
最初からオーブンで焼いても良いかもしれません。今度チャレンジしてみます。
調味料はこれで完璧?
今回はできるだけプラス要素を省いて、中国語レシピで共通して出てくる調味料だけで作りました。 今回のレシピでもはや十分かなという気もしますが、ゴマはあった方が良かったかもしれません。こちらも今度試してみます。
羊肉串を本格的な味にするために見直したところ
・スパイスはクミンとチリパウダーだけにした
日本語レシピでは「花椒(ホワジャン) 」「五香粉(ウーシャンフェン)」が書かれている事が多かったけど、中国語のレシピではほとんど見かけなかった。
クミンだけの方がスパイスの輪郭がはっきりするのでは、と思い、花椒、五香粉の使用を止めてみました。
※花椒(ホワジャン) =最近ブームになってますね。さわやかな香りと舌が痺れるような辛さをもった中国の山椒です。
※五香粉(ウーシャンフェン)=五つ以上の更新料を配合した、いわゆる「中国のスパイスミックス」のようなもの。 台湾料理でもよく使われるみたいですね。
あとチリパウダーを気持ち多めに入れたのですが、これが良かった。
チリパウダーって辛みをつける為だけの存在だと思われがちですが、香り付けとしての役割もあるんですよ。 そこがばっちりハマった感じでした。
・玉ねぎを使用し、2時間置いた
材料に玉ねぎが書かれた日本語レシピがいくつかあったのだけど、「お店で食べたやつは玉ねぎ使って無かった気がする」と思って避けてました。
中国語のレシピでも玉ねぎが出てきていたので、思い切って使ってみたら、大正解でした。
玉ねぎはお肉のたんぱく質を分解してくれる成分が含まれているので、肉が柔らかくなるんですよね。
刻んだ玉ねぎと一緒にしてしばらく置いておくことで、たんぱく質が分解されつつスパイスが染み込んでいくんでしょうね。
お店で注文すると1本150円くらいだったりするので、正直、家で作る方がコスパ悪いと思いますが、「いつでも好きな時に、自分の好きな味付けで食べられる」のが、良いんですよね。
そもそも「作れたーーーー!」っていうのが楽しいし、いろいろ身につけると応用もききますしね。
「スパイス買ったけど、余っちゃう」という人もけっこう多いと思うので、ぜひ作ってみてください!!
あ、そうそう。
羊肉串(ヤンロウチュアン)って、中国のどこの料理なんだろう?と思って調べたのですが、どうも新疆(しんきょう)ウイグル自治区の料理のようですね。
中東から遊牧民が持ち込んだとかなんとか。
真偽はともかく、インド・ネパール系のスパイス使いよりもトルコなどの中東系のスパイス使いに似ているので、なるほどなと思った次第でした。
料理って面白いよね。
では、また!
