料理を覚えたてのころは底が焦げて苦くなった目玉焼きしか作れませんでしたが、今では『四川麻婆豆腐』や『スリランカカレー』など、レシピさえあればたいていの料理は作れるようになりました。
今回はそんな自分が、
料理は誰でも上手くなれる
ということや
料理が上手くなるコツ
を解説していきます。
Contents
誰でも料理上手になれる、その理由

誰でも料理は上手くなれます!
なぜなら私自身が
・料理教室や専門学校などに通ったことがない
・飲食店で働いて料理を覚えたりしたことがない
※お好み焼き屋や喫茶店で働いたことがありますがホールでした
・誰かに教わったことがない
からです。
ぜんぶ、独学。
プロの世界でもない限り、腕やセンスの差はほとんどありません。
料理の知識とコツをどれだけ知っているか、それを経験したか、だけ。
才能はあまり関係ありませんので、このブログや色んなサイト、本で学んでいきましょう!
料理が上手くなるコツ
その1:レシピ通りに作る

レシピ通りに作る
もうほんとこれだけ。
レシピはその料理を作るための説明書です。
説明書を読まずにゲームしたり、家電を使ったり、家具を組み立てたりしますか?
しないですよね。 でもなぜかレシピを読まずに料理を作る人が後を絶ちません・・。(私の妻もあまりレシピを見ない・・)
料理を20年やっている私でも、自分が初めて作る料理は絶対にレシピを見て作ります。失敗したくないし、その方が美味しくできるから。
今までレシピを見ずに、またはレシピを見てある程度アレンジしていた人は、レシピ通りに作るだけでめちゃくちゃ料理が上手くなる可能性があります。
もう1回言いますけど、もうほんとこれだけ。後の記事は読まなくても良いくらいです。
その2:簡単・シンプルな料理で、知識とスキルを習得する

美味しい料理を作るのはそんなに難しいことではありません。
肉を切って塩コショウで炒めるだけで美味しくなりますから。
複雑な料理にチャレンジすることも大事なのですが、シンプルな料理を作ることも同じくらい大事です。
なぜなら、
気を付けるところが少ないから、美味しくするためのコツや知識を覚えやすい
からです。
簡単な料理をいろいろ作って、料理のコツや知識を蓄えていきましょう!

その3:同じ料理を何回も作る
レシピ通りに作ったら、自分好みの味になっているか確かめながら食べましょう。
「ちょっと味が薄いな」
「もうちょっと良く焼けている方が良いな」
と思ったら、次に作るときに味を足したり、火加減や焼く時間を変えたり、少しアレンジしてみてください。
改善や工夫を積み重ねていけば、だんだんレベルの高い、独自の料理を作れるようになっていきます。
ちなみに短期間で何回も同じ料理を作ると意識しなくてもめちゃくちゃレベルが上がります。
私は最近(2019年末)、美味しいハンバーグのレシピを研究するために、1か月で10回くらいハンバーグを作ったのですが、

最初は形を綺麗に作ることができませんでした。
ですが何回も作っているうちに、なんとなくコツがわかってきて、最後の方は綺麗に作れるようになりました。 短い期間で何度も作ると、何がダメで何が良かったか覚えているから、勝手に改善されていくんですよね。
(ちなみに私が発見したハンバーグを綺麗に作るコツは、ボール状に丸めてから手で押し込んで平たくする、です)
その4:誰かに食べてもらう

自分で作った料理が美味しいかどうかは、自分では分かりにくいもの。
自分自身が美味しいと思った料理を人に食べさして
「美味しい」
と言ってもらえたら、それは間違いなく美味しい料理です。
変なアレンジをせず、レシピ通りに作ればたいていは「美味しい」と言ってもらえるので、モチベーション向上にもつながります。
何度も食べてもらうと、
「美味しい」
のニュアンスや表現が違うときがあります。
いつもよりテンション高めの
「美味しい!!」
が出たら、それはあなたの得意料理と言えるでしょう。
ぜひ、食べさせた人の反応を見極めてください。
その5:好きな料理本・料理研究家を見つける
これが一番近道かもしれません。
私が料理をするきっかけになったのは、古いマンガですが、こちら。
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1990年前後に出版されたもので、缶詰やインスタント麺、レトルト食品をアレンジするような簡単な料理がメインの漫画です。
今でこそ「レンジで簡単」といった、誰でもすぐに作れるレシピ本は当たり前な存在ですが、当時は非常に画期的な内容でした。
20歳頃の自分は、この本で作れそうな料理を色々と試して、フライパンの使い方、食材の茹で方や焼き方など基本的なことを自然と身につけていきました。
マンガ形式だから読んでいて楽しいし、「作ってみたい」って思わせる内容なんですよね。
基本的なことが学べる初心者向け料理本も良いのですが、「これ作って食べてみたい!」と思えるような料理本や料理研究家を見つけて色々と作っていけば、いつの間にか色んな技術を身につけられるので、まずは「これ作ってみたい!」と思えるレシピ本や料理研究家に出会いましょう。
↓のようなレシピ本から入ると良いかもです。
その6:レシピ本のレベルを上げていく
最初は初心者向けのレシピ本を買うと思いますが、慣れてきたら
・イタリア料理
・中華料理
・煮込み料理
などの、あるジャンルに特化した本を買ってみましょう。
例えばオールジャンルを扱っている料理本に書かれている「麻婆豆腐の作り方」と、中華料理の本に書かれている「麻婆豆腐の作り方」では、書かれていることが違います。
少し専門的な本を見ると、「実はこんな調味料を使っていたのか」「こんな手順が必要なのか」ということが分かって、いつもの料理が一段レベルアップしますよ。
オススメの料理本を紹介しているので、良かったら参考にしてみてください

その7:たまには思い切り手間のかかる料理を作ってみる
料理は面倒くさいもの。
私もよく手抜き料理を作りますが、手抜き・簡単料理ばかりを作っていても上達は難しいでしょう。
たまには思い切り手間のかかる料理を作ってみてください。
手間がかかる料理には、料理を美味しくする知恵と知識と経験と工夫が詰め込まれているので、ちょっとした料理を作るときにもその知識とスキルが生かされてきます。
料理上達のサイン
味見をするようになる

最初は味見をしないんですよね。私もそうでした。
味見したところで、この味で合っているのか、どうすれば味が変わるのか分からないですもんね。
何度も料理を作っていくと、だんだん味付けの方法が分かってくるので、自然と味見をするようになります。
味見をしだしたら上達のサイン。
料理をしながら片付けが出来るようになる
料理を作るとき、意識していないところで様々な計算が働いています。
料理のコツを覚えてくると、「あえて火を弱めにして、その間に調理器具を洗い、終わったら火を強める」といった流れで料理を作れるようになってきます。
ここまで来たら中級レベル。
お皿に凝りだす
料理が上手くなると作った料理の見た目もよくなってきます。
その段階まで来ると、「自分の料理がよく映える」お皿が欲しくなってきます。
お皿に凝りだしたら、もう完全に自他ともに認める料理好き。
慣れた料理は味見をしなくなる
どれくらい調味料を入れたらどんな味になるのか予想できるようになると、あまり途中の味見をしなくても平気になります。
テンション高めの「美味しい!!」が出る料理を1~2品作れるようになる
星のつくレストランの料理人でない限り、どんな料理を作って誰に出しても「美味い!!」と言ってもらえることは難しいでしょう。
ですが1品2品くらいなら、「これはウマい!!」「ヤバい、美味しい!!」と言われる、自分なりのキラー料理とも言えるものが出てきます。
そこまで行ったらもはや「料理上手」。
ちなみに私のキラー料理の一つがこちら
https://miyan125jp.com/%e8%b6%85%e7%b5%b6%e7%be%8e%e5%91%b3%ef%bc%81%e7%a9%b6%e6%a5%b5%e3%81%ae%e9%b6%8f%e7%9a%ae%e3%83%81%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%af%e3%81%be%e3%81%98%e3%81%a7%e7%a9%b6%e6%a5%b5%e3%81%a7%e3%81%99%e3%80%82
色んな道具を揃えてみよう
ある程度慣れてきてたら、もっと色んな料理に挑戦してみたい、という思いを抱くようになるもの。
その時に「今の環境で作れる料理」に挑戦してもステップアップしにくいので、思い切って道具を買ってみるのも良いでしょう。
中華鍋
本格的な中華料理を作るにはやはり必須です。
例えばお店みたいなチャーハンは、通常のフライパンでは作るのが難しいです(というかほぼ無理)。
高温で一気に焼き上げる料理は、素材の旨味がギュッと凝縮されてとても美味しいです。
中華鍋で作るエビチリや回鍋肉、麻婆豆腐はめちゃくちゃ美味しいですよ♪
せいろ
油を使わずに調理ができるので、とってもヘルシー。
というのがよく言われることなのですが、それだけじゃなくてせいろの香りや構造のせいなんでしょうかね?レンジで蒸すのとは全然違う美味しさがあります。
せいろで作る蒸し鶏とか、ほんとにマジで美味しいですよ。
ミキサー/ブレンダー
スープを作るのに必要ですね。 美味しいスープをレシピ見ずに作れるようになったら、かなりの料理上手だと思います。
道具は挙げだすときりがないですし、私自身もそんなにたくさん揃えている方ではないのでこの辺で止めておきます。
もっと料理好きが増えて欲しい
料理ってたしかに面倒なんですよね。
だからなのか、
簡単!!
なレシピばかりが求められているのは、正直少し悲しいです。
自分だって簡単なレシピを求めるときもあるし、作るときもあるんですが、時間や手間やお金をかけて料理を作って、
それが
美味しい!!!
って言われたときの達成感ややりがいって、とても素晴らしいものなんです。
なので料理をポジティブに捉える人がもっと増えてくれたら良いな、と思ってます。